◆Vin◆

−ワインのラベルについて

画像のラベル2001の数字は、葡萄の収穫年の表示
その下に小さいですが13%volと書かれています、これはアルコール度数の表記です。

VOSNE-ROMANEE 1er CRU LES MALCONSORTS(ヴォーヌ-ロマネ プルミエ=1er クリュ レ マルコンソール)がワインの名前でこのVOSNE-ROMANEE 1er CRU LES MALCONSORTSはブルゴーニュ地方、ロマネ村の一等ブドウ畑であるマルコンソール畑で収穫されたブドウを使ったワインと言う事が解ります。
CRU(クリュ)は生と言う意味ですが、例えばジャンボンクリュと言う料理名ならば生ハム、サーモンクリュとなれば生のサーモンの様に生を意味する言葉ですが、ワイン表記に使われる場合は、ブルゴーニュ地方で生産される特徴のはっきりしたワイン及びそのブドウ畑を意味します。
その下に文字は小さいですが、APPELLATION VOSNE-ROMANEE 1er CUR CONTROLEEと言う文字が有ります。
これはフランスワインの中でも最も品質の高いAOCワインで有ることの表示となります。(AOC=原産地呼称統制)
APPELLATION 〜 CONTROLEE この〜の間に表示されているのが地域の表記となります。
このワインの表記からヴォーヌロマネ村の一等畑と言う地域が解ります。
下側に赤文字でDOMAINE DU GRAND CONTOURと言う文字が有りますが、この文字の直ぐ上に小さい文字でMIS EN bouteille a la proprete parと書かれています。
これはproprete(プロプリェテール)と表記が有るため、このワインを瓶詰めにしたのは生産者(ブドウ畑の所有者)と言うことが解ります。
他にはMIS EN bouteilleの文字の後にchateautと言う表記が有ればそれはボルドー地方を意味しDomaineと有ればブルゴーニュ地方を意味し、Negociantと表記されていれば、そのワインはブドウ買い付け業者が瓶詰めを行ったと言う意味になります。
(美味しいワインに巡り会えたとき、ワインの名前を覚えるのも良いですが、このNegociantの名前をメモ書きでもして覚えておくと良いでしょう。次に買い求めるときに、同Negocianの物を選ぶと間違いは無いでしょうね。)
この文字の下に先ほどのDOMAINE DU GRAND CONTOURと言う赤い文字が有りますが、此処にDOMAINEの文字が有りますので、ブルゴーニュ地方と言うことが解ります。
この事からこのワインは畑の持ち主が生産から瓶詰めまでの一貫作業されたワインで有ることが読み取れます。
こうしてワインのラベルが少し理解できるだけでも面白い事が解ってきますよね。


最近ではポリフェノールの効能などから話題の食品で皆さんもワインなどを飲酒される機会も多いかと想います。
ワインと言っても様々な品種、銘柄が有りお値段も様々。
何も高価なワインだけがワインでも無いのですから、色々呑んでみて美味しいと感じたワインの名前をメモ書きする位の気持ちが有ると良いでしょう。
先ずワインをお買い求めになるお店ですが、店を選ぶ事も大切な要素となります。
例えば、ワインの瓶を立てて陳列し上部、後部などから強い照明などを当てている様なお店(デパート)、
陽の当たる店先にワインなどを並べている酒屋などは論外とも言えるでしょう。このようなお店やデパートでの購入は避けた方が無難とも言えるでしょう。
ワインはワイン専用の葡萄品種で作られるお酒ですが、この品種の内の濃い色の物(紫色や褐色)を皮も種もそのままの状態で潰し醗酵させた物が赤ワイン。
主に白葡萄(白意外も使われる)を皮と種を取り除き潰して醗酵させた白ワインとに大別されます。
ロゼワインはこの中間的ワインです。簡単な作り方を説明しますと、赤ワインと同じ葡萄を醗酵途中で皮など色が発色する物を取り除き作られた物です。
ワインは赤ワインに止めを指すと言われます、
赤ワインにはタンニンと呼ばれる物質が多く含まれ、肉料理には赤ワインと言われる由縁はこのタンニンが多く含まれる為でも有ります。
濃厚な脂肪分の高い料理を食べた後に赤ワインを口に含む事で口の中をさっぱりと洗い流してくれるからでしょう!
反対に魚料理には白ワインと言われる由縁にも理由が有ります。
魚料理の多くは、淡泊であっさりとした物になりがちですが、魚特有の臭みがつきまとう事も避けられません。
この魚特有の臭みを白ワインの酸味が洗い流す役割となります。
赤ワインは年代物が芳醇な香りを含みコクを含む事から年代物が良いとされますが、白ワインは若い内に呑まれるものが多い事を覚えておくのも良いでしょう。
余談ですが、肉に赤ワイン、魚に白ワイン等という決まりは有りませんので、お好みの料理にお好みのワインを呑まれるのと良いですよ!
ディナー、ホテルでのパーティーなどでは様々なワインが複数出される場合が有りますが、この時には白と赤と両方出されたときは白から先に、
赤ワインが複数出された場合は、若い年代の軽い物から始めコクのある年代物を後から、
甘口と辛口の両方を出されたときには辛口のワインから先に、
軽い調理法の料理には軽いワインを、濃厚なソースなどを使った料理にはコクのあるワインを、ワインを使った料理の場合はその料理に使われた物と同じワインかそれ以上のワインを。
これだけ覚えておくだけでも、ワインを楽しめる事となるでしょう。
最後にワインのラベルですが、ラベルにはそのワインの様々な情報が書き記されています。
ワインの名前、原産国、葡萄の品種など様々ですが是は割愛するとしまして、
覚えておくと良い事は、ワインは輸入されるときには必ず仲買人の手を経て輸入されます。
この仲買人の事をネゴシアン(NEGOCIANT)と言いますが、ネゴシアンは葡萄園などを周り自分のお目にかなった葡萄を仕入れます、この葡萄を使ってワインを作りそのワインが商品として送り出されるときには、そのネゴシアンの名前がラベルに刻まれる事となります。
皆様が買い求めたワインが美味しいと感じたときには先にも書きましたが、ワインの名前を覚える事も大切ですが、このネゴシアンの名前を覚えておく事も重要なポイントとなります。
違った銘柄のワインを買い求めるときに、ネゴシアンの名前を見て美味しいと感じた時のワインと同じネゴシアンの手による物で有れば、恐らくハズレは無いでしょう!
ちょっとしたワインの知識ですが、これだけでも覚えておきますと一層ワインを楽しめる事と想います。
ね。

◆葡萄の苗木にまつわるお話し
ノアが葡萄の苗木を植え込み最中に悪魔がやってきて『何をやっている。』と訪ねた。
ノアは『葡萄の苗木を植え込んで居るんですよ。』と答えると悪魔が『その苗木は何の役に立つ?』と訪ねた。
ノア『実った実を生で食べるも良し、乾燥させて良し、その果実は甘くて美味しい物です。』続けて『絞った汁は人の心を楽しませてもくれますよ!』と!
『半分手伝おうか?』と悪魔がささやき、『それはどうも』とノアが答える!
葡萄の苗木を植え終わると、悪魔は仔羊とライオンと豚と猿とを連れて来て、その喉を裂いた!
そしてその滴り落ちる地を大地に注ぎかけた!
『さて!これで良し。葡萄の木の実を食べたときの人間は仔羊のように優しく、ワインを呑んだときにはライオンになった様な気になり、呑みすぎたとなれば猿公然とした表情となり、度々酔い潰れるような事になるとろくでなしの豚野郎って寸法!』と悪魔が囁いた!
                      by:ユダヤ教の習慣律集成から

◆晩餐でサービスされる一般的な方法
白ワイン、発泡性ワイン:冷たく冷やしてサービスする、ワインクーラーなどを使ったりする事が多い。
赤ワイン(ブルゴーニュ):サービスされる間際に貯蔵庫から出され、サービスされる直前まで湿気のない乾燥した涼しいところで置かれる。
赤ワイン(ボルドー):サービスされる数時間前に貯蔵庫から出され、少し暖かいところに置かれて常温かもしくは常温よりも少し高めの温度でサービスされる。
★ワインの適温
シャンパン:5〜7℃
辛口の白:5〜8℃
甘口の白:2〜5℃
ロゼ:8〜10℃
赤(軽い物):10〜12℃
ブルゴーニュの年代物:15〜17℃
ボルドーの年代物:16〜18℃

◆料理に使うワインのコツ
料理にワインを使う場合は煮込み料理、ソースに風味を付ける物どちらも長時間、短時間と差が有る物の熱を加える事ですから、例えば煮込み料理など長時間じっくり煮込む料理は最初からワインを加え煮込む事で煮詰まりワインがエッセンスの様になりますから良いワインほど美味しさがよく解ります。
しかし、ワインが一般的になったとは言えまだまだ良質のワインは高価ですよね。
家庭で作るなら、良いワインを使う事は有りません、出来るだけ手頃なワインを効果的に使う事が大切ですね。
料理に風味を付けるときには、最後の仕上げにちょっと良いワインを使って見るとか、煮込み料理の場合なら、最後の仕上げに煮込むときに使ったワインを加えてサッと煮込む程度で仕上げると風味が一層引き立つ事でしょう!
但し!ワインを使う料理でワインを切らしているときには、日本酒などを代用しないように注意が必要ですね!
日本酒などをワインの代用として使うのは、余りにも乱暴すぎる事と想います、それは既にフランス料理とは呼べない代物となり得る事でしょう!
そんな時は、ワインを使わずに仕上げる事をお勧めします。
フランス料理では仄かに香りを付ける為やソースにコクを持たせる役割としてブランディー、シェリー、マデラなどを使います。
レストランなどでブランディーを使ってテーブル前でフランベして炎を舞い上げての演出などが有ります、是はブランディーのアルコール分を飛ばし香ばしくコクのあるエッセンスとなり、その風味が料理に加味される事なんですね。
ワインやブランディー、マデラ、シェリーなど様々に使われますが、沢山使えば良い物でもなく、効果的に使い、入れすぎない様に注意も必要ですね。
ワインは飲み残しなど、しっかりとコルク栓をして冷蔵庫に入れておけば3〜4日程度は持ちますし、こんな飲み残しを料理に使ったりすると良いですね。
例えばコルク栓を外して2週間も放って置けばワインは酢になりますので、是にワインヴィネガーを少々加えてドレッシングなどに使うのも良いでしょう!
家庭で使うワインは、必ずしも良いワインで無くても手頃なワインを効果的に使う事が大切ですね!

◆フランスワインの主な葡萄の苗木。
★ ボルドー
赤葡萄:カベルネソヴィニョン、カベルネフラン、メルロ、プティヴェルドー等
白葡萄:ソヴィニョン、ミュスカデル、セミヨン等
★ブルゴーニュ
赤葡萄:ピノノワール、ガメノワール(ボージョレーワインの代名詞)等
白葡萄:ピノブラン、シュルドネ等
★シャンパーニュ
赤葡萄:カベルネ、マルベック、メルロー等
白葡萄:ソヴィニョン、ミュスカデル、グロマンサン、プティマンサン、セミヨン等

★葡萄の苗木にまつわるお話しを一つ!
ノアが葡萄の苗木を植え込み最中に悪魔がやってきて『何をやっている。』と訪ねた。
ノアは『葡萄の苗木を植え込んで居るんですよ。』と答えると悪魔が『その苗木は何の役に立つ?』と訪ねた。
ノア『実った実を生で食べるも良し、乾燥させて良し、その果実は甘くて美味しい物です。』続けて『絞った汁は人の心を楽しませてもくれますよ!』と!
『半分手伝おうか?』と悪魔がささやき、『それはどうも』とノアが答える!
葡萄の苗木を植え終わると、悪魔は仔羊とライオンと豚と猿とを連れて来て、その喉を裂いた!
そしてその滴り落ちる地を大地に注ぎかけた!
『さて!これで良し。葡萄の木の実を食べたときの人間は仔羊のように優しく、ワインを呑んだときにはライオンになった様な気になり、呑みすぎたとなれば猿公然とした表情となり、度々酔い潰れるような事になるとろくでなしの豚野郎って寸法!』と悪魔が囁いた!
                      by:ユダヤ教の習慣律集成から

晩餐でサービスされる一般的な方法。
白ワイン、発泡性ワイン:冷たく冷やしてサービスする、ワインクーラーなどを使ったりする事が多い。
赤ワイン(ブルゴーニュ):サービスされる間際に貯蔵庫から出され、サービスされる直前まで湿気のない乾燥した涼しいところで置かれる。
赤ワイン(ボルドー):サービスされる数時間前に貯蔵庫から出され、少し暖かいところに置かれて常温かもしくは常温よりも少し高めの温度でサービスされる。
★ワインの適温
シャンパン:5〜7℃
辛口の白:5〜8℃
甘口の白:2〜5℃
ロゼ:8〜10℃
赤(軽い物):10〜12℃
ブルゴーニュの年代物:15〜17℃
ボルドーの年代物:16〜18℃